少し長い話になりますが、私がなぜこのサイトを運営し、何を目指してジタバタしているのか。その「根っこ」の部分をお話しさせてください。
お時間のある時に、コーヒーでも飲みながら読んでいただければ幸いです。
1. 10年間の現場で、ずっと感じていた「冷たさ」の正体
バックオフィス、あるいはBPO(業務委託)の世界に身を置いて約10年。私はプロジェクトマネージャー(PMO)として、通信、出版、金融など、本当にさまざまな業界の事務センターを渡り歩いてきました。
私がいた世界は、ある意味で非常にシビアな効率至上主義です。「いかにミスなく、いかに速く、いかに安く処理するか」これはビジネスとして当然の正解ですし、私自身、その指標を追いかけ、達成することでプロとしての価値を証明してきました。
しかし、その「正解」を追い求める過程で、何かが決定的に欠落している現場を、私は何度も何度も見てきたんです。
それは、現場で働く「人」への視線です。
特に客先常駐というスタイル。クライアントのオフィスの一角を借りて、そこで数十人、数百人というスタッフが作業をする。彼らは、クライアントの社員ではありません。かといって、自分の所属している会社の人間と毎日顔を合わせるわけでもない。
「自分は、一体誰の仲間なんだろう?」
そうやって、ふとした瞬間に自分の足元がふわふわと浮いているような、孤独を感じている人の顔を私は見てきました。
才能があって、誰よりも正確に仕事ができて、現場の課題を解決する力を持っているのに、「ここは自分の居場所じゃない」と感じて去っていく仲間たち。
彼らを見送るたびに、胸の奥がチリチリと焼けるような、やりきれない気持ちになりました。
バックオフィスは組織の心臓です。そこが止まれば、どんな大企業も動きません。なのに、その心臓を動かしている人たちが一番報われない。自分たちのスキルがどこに積み上がっているのかも見えない。
そんな現実をどうにかしたい、というのが私の活動の根底にあります。
2. 「うしろぽっけ」という名前に込めた、決意とデザイン
私のサイトの名前である「うしろぽっけ」これには、私のキャリアの集大成としての思いがあります。
バックオフィスという仕事は、表舞台ではありません。服で言えば、すぐに手が届いて目立つ胸ポケットではなく、お尻の「うしろぽっけ」にあるような存在です。普段はそこにあることを忘れているけれど、そこに大事なものが、ちょっとした「お守り」が入っていると、なんだか少しだけ安心して外を歩ける。
そんな「困ったときに手を伸ばせば、そこにある安心感」になりたいと思って名付けました。
現在は、これまでのPMOとしての経験を形にするため、技術と実務を掛け合わせたツール開発や発信に全力を注いでいます。
私が作るツールに「ぷっくりとしたデフォルメ感」を求めているのも、実はここに繋がっています。
バックオフィスのシステムは、無機質で冷たいものが多い。でも、それを使うのは人間です。日々、膨大なタスクと戦っている現場の人が、ふと画面を見て少しだけ心が和らぐような、そんな「優しさ」をUIの中に忍ばせたい。
それは、単なるデザインの好みではなく、私が現場で救いたいと思っていた「働く人の心」への、私なりのプロとしての回答です。
3. なぜ今、私はこの場所をじっくり育てているのか
ありがたいことに、サイトやSNSを通じて「一緒に何かできませんか」というお声をいただくことがあります。
これは、私が歩もうとしている道が間違っていないと確信させてくれる、何物にも代えがたい救いです。
しかし、私は今、慎重にこの「うしろぽっけ」という場所を育てています。
それは、私が作りたいのが単なる「仕事の受注先」ではなく、本当の意味での「居場所」だからです。
私が作りたいのは、
「ここで働いていれば、自分の技術が磨かれ、積み上がっている」と実感できる場所。
「現場の孤独を知っているからこそ、背中を預け合える仲間がいる」と確信できる場所です。
これまでのキャリアで多くの組織を見てきたからこそ、土台がいかに重要かを痛感しています。
私自身がエンジニアとして、またPMOとして、圧倒的な価値を提供できる仕組みをまず一人で完結させること。その確立された仕組みの中に、仲間を招き入れたい。
中途半端な状態で手を広げるのではなく、まずは私自身が「うしろぽっけ」というブランドを、誰もが安心して身を寄せられる強固なものに成長させる。
そのステップを一段ずつ、確実にクリアしている最中です。
4. 未来の仲間に、今、お願いしたいこと
今、この文章を読んでくださっているあなたに、一つだけお願いがあります。
今はまだ、一緒に机を並べて仕事をすることはできません。「明日から一緒にやりましょう」とは言えません。
でも、もしこの想いに、あるいは私が作るツールや発信に、少しでも「わかるな」と思ってくださったなら、ぜひ X(旧Twitter)をフォローして、私が一歩ずつ進む様子を眺めていてほしいんです。
私がどんなツールを作り、どんな風に現場の課題を解決し、「居場所」としての組織を形作っていくのか。その過程を全部、見ていてほしい。
そしていつか。
私が「やっと、背中を預けられる場所が整ったよ」と胸を張って言える日が来たとき。そのときに、真っ先に X でアナウンスをします。
「あのとき、この記事を読んでくれていた人はいませんか? 準備ができました。一緒に働きませんか」
そのときまで、あなたはあなたの場所で、どうか誇りを持って過ごしていてください。
バックオフィスの仕事で疲れたら、たまに私のサイトを覗いて、私が新しいツールをリリースしているのを見て、「あいつ、相変わらずこだわってるな」と笑ってやってください。
その時が来るまで
こちらで繋がっていましょ。
あとがきというか、独り言
……と、なんだか熱く語りすぎてしまいましたね。
結局のところ、私は「バックオフィスを、もっとかっこよく、もっと安心できる仕事にしたい」という、ただそれだけのことに一生懸命になっているんだと思います。
今すぐには何も用意できないけれど、私は絶対に諦めないし、この「うしろぽっけ」という場所を形にしていきます。
今はそのための準備運動、というか全力疾走の真っ最中です。
だから、今はフォローしておいてもらえるだけで十分です。たまにタイムラインに流れてくる私のジタバタしている投稿を見て、「あぁ、まだやってるな」って思ってもらえるのが、今の私にとって一番の励みになります。
いつか、画面越しじゃなくて、同じチームとして「お疲れ様です」って言い合える日が来ることを。私は本気で楽しみにしています。
また明日から、お互いそれぞれの現場で、まずは目の前のことを一つずつ、やっていきましょう。